ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★年齢不詳の女性


  〜 2007/5/24 〜

わたしの属しているサークルに年齢不詳の女性が居る。
いつもグラマラスな体を強調したきつめのスーツで現れる。
お化粧も手抜きしていない。
真っ赤な口紅とくっきり描かれたアイライン。
ネイルケアも万全だ。
彼女の愛車はベンツAクラス。
(同じ小型車でも、わたしのはトヨタの大衆車。トホホ)
運転も上手で、安心して助手席に座っていられる。
子どもさんの年齢を考慮すれば、十代で出産したのでなければ、還暦間近のはずだ。
だが、どう見ても50を少し過ぎたくらいにしか見えない。

ある日、サークルで雑談中、年齢の話が出たとき、彼女が言った。
「女はね、何歳かっていうのは問題じゃないのよ。
何歳に見えるかが大事なのよ

   な〜るほど〜〜。

わたしもこれからは年齢を聞かれたらこれで行こう!と思った。

     *******************

昨日の新聞に佐野洋子さんが「年寄りは年寄りでいい」と題して寄稿されていた。
面白かったので、ここにその一部を紹介する。
 
 九十過ぎのじいさんが冬山に死にものぐるいで登ったり、海の中に飛び込んだり、鉄棒で大車輪をやったりする。
 そして年齢に負けない、と大きな字が出て来る。
 私はみにくいと思う。年齢に負けるとか勝つとかむかむかする。
 年寄りは年寄りでいいではないか。
 こんなばかげて元気な年寄りがいるからフツーの年寄りが邪魔になるのだ。
 実に若々しいオンナを知っている。六十近いが、十才は若く見える。中身はもっと若い。そのへんのネエちゃんと同じである。
 「ねエ、六本木ヒルズ行った?」。「表参道ヒルズ行った?」。行くわけがねエだろ。
 その女は年令相応の中身は外見と同じに無いのである。

ちょっと笑えません?
わたしはクスクス笑ってしまいました。