ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★ジーチャン、ジーチャン


  〜 2007/6/21 〜

台湾で今、観光客にジワジワと人気が出始めているのが金瓜石。
中国語で「チンクワシー」と読む。
しかし、娘とわたしとではそれで通じ合うが、夫には何のことやらわからない。
娘は、はてな顔の夫に、
「きん・つめ・いし、よー」
と言い直す。
すかさず、わたしが、
「そうじゃないでしょ、きん・うり・いし、でしょうがぁ」
と訂正する。
しかし、本来なら、音訓混合ではなく、「かねうりいし」か「キン△セキ」と言うべきだが、娘も△の部分の読みが浮かばなかったのだろう。

台湾に新幹線が開通するまで、一番速いのが「自強号」という名の特急列車だった。
かつて何度かこれに乗って台湾を旅した。
夫もあの頃はちゃんと「ズーチャンゴウ」と言っていた。(日中混合だが)
「高雄までズーチャン号でどれくらいかかるのかなぁ」
などと普通に喋っていた。

娘の住んでいるマンションの近くに「自強市場」という名の市場があり、中国語では「ズーチャン・シーチャン」と言う。
かつて「自強」を「ズーチャン」と読めていた夫だが、今は生半可な記憶で、「自強市場」を「ジーチャン・ジーチャン」と言う。
何度訂正しても「ジーチャン・ジーチャン」となる。
いくら自分が「ジーチャン」の仲間だからといって、しつこい。
いっそ、「じきょういちば」と日本語読みすれば良さそうなものを、少しでも中国語を使いたがる夫。

わたしも疲れる。

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「踏襲」を「ふしゅう」、「未曾有」を「みぞうゆう」、「詳細」を「ようさい」とお読みになる日本国首相。
さぞ奥様もお疲れでございましょう。