ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★ブリトーとコンビニ


        〜 2007/8/9 〜

Amtrakの思い出に続き、7年前の春の思い出話である。

当時、娘はヒューストン市街地にアパートを借りて住んでいた。
彼女が大学へ行っている間、食料を買いに行き、料理するのが、わたしの唯一の仕事だった。

ヒューストンにはヒスパニックがたくさん住んでいる。
白人よりも、黒人よりも多いのではないかと思えるくらい。
そして、人種を問わず、メタボな人たちが目に付く。
(あの頃はメタボって言葉はなかったけど)
街中、朝青龍だらけ、森公美子だらけという感じだ。
スーパーはだだっ広く、お客も驚くほど大量の食材を買い込む。
もしかして、一か月分?と思ってしまうくらい。
あれじゃ、あの体型も無理ないか、と納得する。

スーパーの棚には見慣れぬ食材がたくさん並んでいる。
娘の話では、メキシコ料理の食材が多いとのこと。

それまでメキシコ料理と言えばタコスくらいしか知らなかったわたしだが、ファストフードショップで生まれて初めてブリトーを食べた。
意外にも日本人のわたしの口に合った。
その後、そのお店に3度も通ってしまった。

帰国後、2歳年上のウオーキング友達に会った。
ウオーキングしながら、アメリカ旅行の話をした。

ブリトーって知ってる?」
と、わたしは得意気に尋ねた。
当然、知らないものと思い込んでいたのに、彼女は、
「ああ、メキシコ料理のアレね」
と、こともなげに答える。
「へぇ〜。食べたことあるん?」
と聞くと、
「コンビニにあるじゃないのよ〜」

一瞬にして自慢する気が失せた。


【コメント】

おはようございます。「ブリトー」なつかしー。そう言えばコンビニでハヤッテましたよねぇ〜。でもあれが「メキシコ料理」とは、今知りました(テヘッ、ポリポリ)<ノンチ>

ノンチさんもブリトー、ご存知でしたか。一時、流行ったのでしょうね。食べ物にせよ、ファッションにせよ、流行にいつも乗り遅れるわたしです。「そんなことも知らなかったの?」と友達に笑われながらも、たくましく生きています。(^^ゞ


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今ではもう、ブリトーもコンビニで売られてはいないのでしょうね。
何しろ、世の中の動きは目まぐるしい。
世間から取り残されまいと思えば、努力を要する年齢になりました。
もっとも、取り残されることに特別な感情を抱くこともなくなりましたが…。