ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★国際結婚は難しい


      〜 2007/9/3 〜

昨日は日曜日。
日曜日の夜10時からは、いつものように娘とのSkypeタイム。
いつも夫が先に済ませ、わたしに替わる。

1週間の出来事を順を追って話すのが夫流。
開口一番、川柳が新聞に載ったことを自慢するだろうと思っていたのに、いつまで経ってもその話にならない。
とうとう、最後までそれは話題にならなかった。
年を取ると、大事なことだけでなく、嬉しかったことも簡単に忘れてしまうものらしい。

わずか5分でわたしに替わる。

昨日は、娘が台北で知り合った台湾人の女性の話に終始した。
彼女は去年、日本人と結婚して関西の小さな町で暮らすようになった。
最初の1年間は日本語学校に通い、日本の生活を楽しんでいたようだ。
ところが、学校を終えてからは、家で夫と二人、毎日が退屈で刺激もなく、不満が募り、しばしば台北へ帰って来るようになった。
そして、今では別居状況にあるという。

彼女が単にわがままなだけじゃないの?とわたしが言うと、娘は、大都市の台北で育った彼女が田舎生活に適応するはずないでしょう、と彼女をかばう。
それでなくても言葉が不自由で友達関係も作りにくいのに、毎日が暇で暇でたまらなかったんじゃないの、と。

東京で生まれ育った女性が地方の田舎に嫁いだ場合、簡単に離婚するかと言えばそういう話はあまり聞かない。
二人の場合、日本人夫の中国語も達者でなかったし、台湾人妻の日本語も意思疎通できるほと上達していないので、お互いの考えていることを理解しあうのも難しかったのだろう。

言葉は足らずとも、恋愛するのは簡単だ。
でも、円満な結婚生活を送るのは、豊かな会話があってこそだ。

と書くと、会話のなくなった熟年夫婦は一体どうなんだ?と突っ込みが入りそうなので、このあたりでやめておきます。


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最後の一行、実は、我が家にあっては無縁です。
今回の騒動、わたしの機嫌が直り話を聞いてあげるようになって、夫の喋ること、喋ること!
あれも話したかった、これも話したかったというのが、その話しぶりから伺えました。
全て喋って、夫もすっきりした様子でした。