ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★よくできた妻

  
       〜 2007/9/20 〜

わたしの住む町は、ゴミの分別がかなり複雑で面倒だ。
市が指定している通りに出さないと、収集してもらえない。

ゴミ袋は7種類ある。
燃やせるゴミ、プラスティック資源物、瓶・缶などの資源物、燃やせないゴミ、有害ゴミ、埋め立てゴミ、危険ゴミ。
瓶や缶を洗って出すのは当然だが、ヨーグルト容器やコーヒーフレッシュのミニ容器なども、中をきれいに洗ってからプラスティック資源物として出す。
マヨネーズやケチャップの容器など、中が洗いにくい物は真ん中を半分に切り、洗ってからプラスティック資源物として出す。

燃やせるゴミ以外の袋は透明で、中身がはっきり見える。
間違って分別されていると、引き取ってもらえない。 
ゴミ袋には名前を書いているので、残っていると恥ずかしい。
以前、ネガフィルムをプラスティック資源物として出して、我が家のゴミ袋だけぽつねんと残っていたことがある。
袋には「ネガは燃やせるゴミ」と書かれた注意書きが貼られていた。

更に、ゴミ袋に入れないで出す紙資源も、5種類(新聞紙・チラシ類・雑誌類・段ボール・紙パック)に分けて出す。
これらは指定の紙ひもを使用して括らないと引き取ってもらえない。
今でも時々、ビニールひもで括られた雑誌などが残っていることがある。
引っ越して来たばかりだと、なかなか分別方法が浸透しないせいだろう。

夫が定年退職してからは、夫もゴミの分別に積極的に関わるようになった。
だが、カセットテープやビデオテープは埋め立てゴミだが、フロッピーディスクやCD-ROMは燃やせないゴミだというのが、いまだに夫の頭にインプットできない。
何度教えても聞いてくる。
ジャムや調味料など、口に入る物が入っていた瓶は資源ゴミだが、化粧品や殺虫剤など食品類以外の容器は燃やせないゴミだと教えているのに、ヘアトニックの瓶が資源物用のゴミ袋に入っていたりする。
わたしの雷が落ちる。

どう分別するのかわからないと直ぐにわたしに頼るが、直ぐに教えると、夫も直ぐに忘れる。
だから、わたしは
「分別マニュアルを見たらっ!」
と、冷たく突き放す。

本当によくできた妻である。

    
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あれから一年半。
なかなかゴミの分別が定着しません。
先週もリポビタンDの空瓶が燃やせないゴミ袋に入っていて、収集されませんでした。
翌朝、我が家のゴミ袋が一つだけ残されているのに気付きました。
「ったくもうっ!」とブツブツ言いながら持ち帰りました。
その後、わたしの大きな雷が落ちたのは言うまでもありません。