ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★『定年オヤジのしつけ方』


      〜 2007/10/5 〜

夫が定年退職してから半年が過ぎた。

娘は、「熟年離婚しないようにね」と含み笑いしながらわたしに言ったが、まあ、今のところ、その心配はなさそうだ。
とは言え、相変わらず、しょうっちゅう喧嘩している。
二人で一緒に居る時間が増えるのだから、喧嘩の回数が増えるのは、まあ、しかたないだろう。

先日も派手な口喧嘩の後、夫の顔を見るのも嫌になり、逃避した先が図書館。
そこで、面白いタイトルの本を見つけた。

   『定年オヤジのしつけ方』

表紙には、ランドセルに帽子をかぶった小学生姿の老けたオジサンが、
「・・・・・。小学生か、おれは・・・・・」
とぼやいているイラストが描かれている。

まさに、わたしのような、定年退職したばかりの団塊世代の夫を持つ妻のために書かれたような本である。
迷わず借りて帰った。

読みながら、「そうそう、その通り!」と相づちを打ったり、「うちのはここまでひどくはないなぁ」と安心したり。

定年後、「夫は家でごろごろする人、妻は夫の世話をする人」では妻のストレスは募る一方だ。
挙句の果ては熟年離婚、ということにならないとも限らない。
そうならないために、自立した夫に育てる方法を書いている。

ほどほどに楽しめたが、わたしは思うのだ。
結局は、定年後の夫婦の関係というのは、夫婦のそれまでの関わり方いかんだ。
様々なケースがある。
どの夫婦にも共通して言えることなどないのだ、と。

実は、この本は、夫にこそ読んで欲しかった。
わざわざ夫の目に付くところに置いておいた。
借りて帰って間もなく、
「おっ、これは僕が読んだらいいような本じゃないか。 読んでみようか」
などと言って興味を示した。
しめしめ、と喜んだのが大間違い。
口先だけで、結局、一度も手に取らなかった。
夫は、読書は好きではない。

まあ、夫が読まなかったからと不機嫌になるようなことでもない。
夫婦といえども、興味、関心が異なって当然。
相手に多くを望んではいけないのだ。
ましてや、60を過ぎたオッサンをしつけようなどと思ってはいけない。
成果が出ずに、ますますストレスが溜まるだけだ。
わたしには、この本に書かれているように、しつけによってうまく自立夫が育つとは思えない。


【コメント】

私も後2年で定年です。家に居ると毎日顔を合わせなければならないので単身移住をたくらんでいます。 それとなく家内に話をしたら”一人で行くんでしょう”となって大成功!! 南の島へ”単身移住”決定です。半年に一回くらいは戻ってきても良いなー。<寒がり親爺>

寒がり親爺さん、お久しぶりです。単身移住ができるっていうくらいですから、寒がり親爺さんは自立されているんですよ。そういう人は心配しなくても退職後も奥さんから疎まれたりしないと思いますよ。それに、男と女は滅多に会えないのがうまく行く秘訣だって言いますからね。エッ、もう、男と女は卒業した?ハッハッハ。

       
      *****************************

  
寒がり親爺さん、今頃は「南の島へ単身移住」の準備中でしょうか。