★迷いはエンドレス
昨夜、娘から電話があった。
電話を取った夫が開口一番、家の話はどうなったかと訊いた。
すると、家を買うのは諦めたとのこと。
理由は、やはり資金的にゆとりがなく、無理はすまいという結論に達したそうだ。
台湾に行ったとき、広い家に滞在できないのは残念!という思いと、それで良かったのだ、無理することはないという思いが交錯した。
でも、既に決めたことを蒸し返すのは嫌なので、電話を替わっても、もうその話には触れなかった。
それでも、電話を切った後、わたしの中では、あの時、「不足分を援助してあげようか」と書けば購入できたのかも知れない、という多少の悔恨の情が生じた。
でも、親の資金を当てにして家を買うようではいけない、自分達でお金を貯めて買うのが筋だという気持ちは強く、あれで良かったのだと最後には自分を納得させた。
ちょっと無理よねぇ、と突き放すわけにもいかないだろうなぁ。
何しろ、たった一人しかいない子どもなんだもの。
夫亡き後、頼れるのは彼女だけだろうしねぇ。
少しくらいは手伝ってやらないといけないかなぁ。
だけど、離婚したらムダ金になるよねぇ…
などと、果てしなく勝手な思案をめぐらすのだった。